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2026年最新版

合同会社の維持費
完全試算|
年間コストの内訳と
圧縮方法

「合同会社って維持費いくらかかるの?」という疑問に、最小13万円〜標準70万円までの実態を内訳付きで整理しました。自力対応と税理士契約の境界線、副業法人での圧縮方法も具体的に解説します。

読了時間 約7分 | 設立検討中・必読

結論:年間最低13万円・標準で56〜70万円

合同会社の年間維持費は、運用構成次第で大きく変動します。代表的な3パターン:

これを「払い続けられるか」「節税効果がこれを上回るか」が法人化判断の核心になります。

👉 この記事で分かること
維持費の内訳5項目、構成別の年間試算、合同会社と株式会社の比較、副業法人主向けの圧縮方法5つ、赤字・休眠時のコストまで整理しています。

維持費の内訳5項目

項目 年間目安 備考
① 法人住民税均等割 約70,000円 赤字でも発生。資本金1,000万円以下+従業員50人以下の最低額。自治体により多少差あり。
② 会計ソフト 30,000〜60,000円 freee/MF/弥生のクラウド最安〜中位プラン。インボイス・電帳法対応含む。
③ 税理士費用 0〜400,000円 顧問契約なし(自力):0円/決算スポット:5〜20万円/顧問契約:年12〜40万円。
④ 社会保険料の追加負担 0〜数十万円 役員報酬を取らないなら0円。月20万円取ると年30〜50万円規模の社保負担増。
⑤ その他諸経費 20,000〜50,000円 登記簿謄本取得、印鑑証明、官報購読(必要に応じて)、銀行口座管理料など。

最重要は①と③

5項目のうち、固定的に発生するのが①の法人住民税均等割。可変だが影響大なのが③の税理士費用。この2つで年間維持費の大半が決まります。

構成別シミュレーション3パターン

💰 ケースA:最小構成(自力対応・役員報酬ゼロ)

法人住民税均等割70,000円
会計ソフト(クラウド最安)30,000円
決算申告料(スポット税理士)30,000円
社会保険料追加負担0円
最小構成 年間合計約130,000円

💰 ケースB:標準構成(顧問税理士あり・役員報酬月10万円)

法人住民税均等割70,000円
会計ソフト(中位プラン)60,000円
税理士顧問料(月2万 × 12か月)240,000円
決算申告料100,000円
社会保険料追加負担(役員月10万)100,000円
標準構成 年間合計約570,000円

💰 ケースC:充実構成(税理士+社労士+家族役員2名)

法人住民税均等割70,000円
会計ソフト(上位プラン・給与含む)100,000円
税理士顧問料300,000円
決算申告料150,000円
社労士スポット80,000円
充実構成 年間合計約700,000円

私は副業法人成りの最初の1期は最小構成(自力対応+スポット税理士)で運用し、年間維持費を14万円程度に抑えました。2期目から顧問税理士契約に切り替えたため、年間40万円程度に増加。「自分で経理する時間」と「節税アドバイスの価値」を比較すると、3期目以降は税理士契約のほうが効率的と判断しています。

特に役員社宅・家族役員報酬・小規模企業共済などの節税策を本格的に組み始めると、税理士のレビューがあったほうが安心感が違います。

合同会社 vs 株式会社の維持費比較

項目 合同会社 株式会社
設立費用約6万円約25万円
法人住民税均等割同じ(年7万円〜)同じ(年7万円〜)
会計ソフト・税理士同じ同じ
役員任期更新登記不要10年に1度(約1万円)
株主総会の開催義務なし(社員総会はあり)毎年
決算公告不要義務(電子公告で実質ゼロ)

10年累計で見ると合同会社が約20万円安い

設立費用差(19万円)+役員任期更新登記(株式会社のみ)=累計約20万円が合同会社のコスト優位性。副業法人では合同会社が選ばれる理由の1つになっています。

維持費を圧縮する5つの方法

圧縮の優先順位
最も効くのは①(年24万円浮く)と③(年30〜50万円浮く)の2つ。この2つを組み合わせるだけで、標準構成の半分程度まで圧縮可能です。利益が安定してきたタイミングで顧問契約に切り替えるのが、長期的には最も効率的。

赤字時・休眠時のコスト

赤字時

法人住民税均等割(年最低7万円)・会計ソフト・税理士費用は赤字でも変わらず発生。利益がゼロでも年間13〜57万円の固定費が継続します。

休眠会社化

事業活動を停止して「休眠会社」にする選択もあります。ただし:

解散・清算

完全に畳む場合、解散・清算で18〜43万円のコストと半年〜1年の期間が必要。「とりあえず作ってダメなら畳む」は撤退コストが想像以上に大きい点に注意。

よくある質問(FAQ)

Q. 合同会社の維持費は最低いくらかかりますか?

A. 完全自力で対応する最小構成なら年間約13万円が下限です。内訳:①法人住民税均等割約7万円、②会計ソフト最安プラン約3万円、③決算申告料スポット税理士約3万円。これより安く運用するのは現実的に困難で、青色取消や税務調査リスクが上がります。

Q. 合同会社と株式会社の維持費の違いは?

A. 維持費の年間コスト差はそれほど大きくありません。法人住民税均等割・会計ソフト・税理士費用は両者ほぼ同じ。最大の違いは①役員任期更新登記、②株主総会の開催義務、③決算公告。10年単位で見ると合同会社のほうが累計5〜10万円安くなる程度。設立費用の差(合同会社6万円 vs 株式会社25万円)のほうがインパクト大。

Q. 税理士契約は本当に必要ですか?自力対応との分岐点は?

A. 副業利益が継続的に300〜500万円を超えるなら、税理士顧問契約のメリットが固定費を上回ります。利益規模が小さい段階では決算申告だけスポット依頼(5〜10万円)が現実的。最初の1〜2期は自力+スポット、利益が安定したら顧問契約、というステップが定石です。

Q. 維持費を圧縮する具体的な方法は?

A. 5つあります。①税理士はスポット契約から、②会計ソフト最安プラン+自力仕訳、③役員報酬ゼロ運用、④電子申告(e-Tax)活用、⑤税理士とのやり取りをチャット中心に。これらを組み合わせると、標準構成の半分以下まで圧縮可能です。

Q. 売上が落ちて赤字になったら維持費はどうなりますか?

A. 赤字でも法人住民税均等割(年最低約7万円)・会計ソフト・税理士費用は変わらず発生し続けます。複数年連続で赤字+固定費負けが続くなら、休眠会社化(事業活動停止だが法人住民税は継続発生)か、解散・清算(撤退コスト18〜43万円)の判断が必要になります。


📝 この記事のまとめ

💰
最小13万円〜標準57万円〜充実70万円。運用構成で年間維持費は4〜5倍の差が出る。
📊
固定費の核は法人住民税均等割(年7万円)と税理士費用。この2つで大半が決まる。
🏢
合同会社 vs 株式会社の維持費差は10年で約20万円。設立費用差のほうがインパクト大。
🔧
圧縮の最強コンボは「スポット税理士+役員報酬ゼロ」。年50万円以上の節約が可能。
⚠️
赤字でも固定費は止まらない。利益見通しが立たないなら早期に休眠 or 解散の判断を。
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※本記事の維持費試算は2026年5月時点の一般的な相場に基づく概算です。実際の費用は税理士事務所・自治体・運用構成で変動します。個別の維持費設計は、必ず税理士等の専門家にご相談のうえ、読者ご自身の判断で行ってください。
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