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2026年最新版

法人の確定申告
完全フロー|
決算から申告までの
全ステップ

「法人の確定申告って何をどの順番でやるの?」「自力でできる?」という疑問に、決算月から申告期限までのタイムライン・必要書類・自力 vs 税理士の判断軸を、副業法人主視点で実体験ベースで整理しました。

読了時間 約8分 | 設立後 必読

結論:決算月+2か月が法定申告期限

法人の確定申告は、決算月の翌日から2か月以内に行う必要があります。例えば:

申告と納付を同時に行います。期限を過ぎると無申告加算税・延滞税が発生し、青色申告の取消リスクもあるため厳守が必要。事前に「申告期限の延長の特例」を申請すれば1か月延長可能です。

👉 この記事で分かること
決算から申告までのタイムライン、必要書類7セット、作業手順6ステップ、自力対応と税理士依頼の判断軸、電子申告の活用方法まで実体験ベースで整理しています。

申告までのタイムライン(決算月→2か月後)

決算月
当月

決算前の整理(節税対策のラスト)

決算月の月初〜月末で、決算賞与・経費前倒し・在庫調整・小規模企業共済前納などの節税対策の最終調整。利益見通しを確認し、必要な仕訳を入れる。

決算月
末日

事業年度終了 → 決算作業開始

事業年度の最後の取引まで仕訳を完了。月締め残高の確認、棚卸(在庫がある場合)、減価償却の計算など。

決算月+
1か月

決算書類の作成

貸借対照表・損益計算書・株主資本等変動計算書・個別注記表を作成。クラウド会計ソフトで自動生成可能だが、勘定科目の振り分けに調整が必要。

決算月+
1.5か月

申告書類の作成

法人税申告書(別表1〜16等)・勘定科目内訳明細書・法人事業概況説明書を作成。地方税申告書(都道府県・市町村)も並行作成。消費税申告書も課税事業者なら必要。

決算月+
2か月

申告と納税

e-Tax/eLTAXで電子申告(または税務署窓口・郵送)。同時に法人税・地方税・消費税を納付。納付方法はダイレクト納付・クレジット納付・電子納税・銀行窓口など。

納税資金を忘れない
決算月+2か月には申告だけでなく納付も必要です。法人税・地方税・消費税を合わせると数十万〜数百万円規模になることがあるため、事業年度を通じて納税資金を別口座で確保しておくのが安全です。

必要書類7セット

書類 内容 提出先
① 法人税申告書(別表)別表1〜16等。所得計算の中核書類税務署
② 決算書貸借対照表・損益計算書・株主資本等変動計算書・個別注記表税務署
③ 勘定科目内訳明細書主要な勘定科目の内訳明細税務署
④ 法人事業概況説明書事業内容・組織・帳簿の保管状況などの概況書税務署
⑤ 地方税申告書(都道府県)法人都道府県民税・法人事業税都道府県税事務所
⑥ 地方税申告書(市町村)法人市町村民税市町村役所
⑦ 消費税申告書課税事業者の場合のみ。原則課税 or 簡易課税で書式が異なる税務署

クラウド会計ソフトで自動生成

これらの書類は、クラウド会計ソフト(freee/MF/弥生)の申告機能を使うと、入力した仕訳データから自動生成できます。手書きで計算する時代ではないので、申告ソフトの活用が必須です。

作業手順 全6ステップ

STEP 1

事業年度の仕訳を完了

決算月末日までの全取引を仕訳に反映。現金・預金残高、売掛金・買掛金、棚卸資産、減価償却を確定。クラウド会計ソフトで日次〜週次で仕訳していれば、決算月末に確認するだけで済みます。

STEP 2

決算整理仕訳

減価償却費・引当金繰入・前払費用・未払費用などの決算整理仕訳を入れる。これで「期間損益」が確定し、決算書のベースが整います。

STEP 3

決算書を作成

貸借対照表・損益計算書・株主資本等変動計算書・個別注記表をクラウド会計ソフトで自動生成。プリントアウトして残高・科目を最終確認。

STEP 4

法人税申告書(別表)を作成

クラウド会計ソフトの申告機能 or 国税庁の申告書作成ソフトで作成。別表1(税額計算)、別表4(所得計算)、別表5-1(利益積立金)、別表7(繰越欠損金)など、必要な別表を作成。

STEP 5

地方税・消費税の申告書作成

都道府県民税・市町村民税・事業税の申告書をeLTAXで作成。消費税申告書(課税事業者)も並行作成。

STEP 6

電子申告と納付

e-Tax(国税)とeLTAX(地方税)で電子申告。納付はダイレクト納付・クレジット納付・電子納税のいずれかで対応。納付完了後、控えをダウンロードして保管。

私は1期目の決算は税理士に丸投げ(決算スポット約10万円)し、2期目から自力対応に切り替えました。クラウド会計ソフト(マネフォ)の申告機能を使えば、別表の自動生成・e-Tax連携まで対応してくれます。

ただし「別表5の利益積立金」「別表7の繰越欠損金」など、自分で考えて入力が必要な箇所もあるため、最初の1期は税理士の作成書類を「お手本」として持っておくことが、後々の自力対応の助けになりました。

自力対応 vs 税理士依頼の判断軸

方法 費用 所要時間 難易度
① 完全自力(書籍・国税庁サイト参照) 0円 30〜80時間 非常に高い
② クラウド会計ソフト+自力 会計ソフト料金のみ 10〜30時間 中(推奨:2期目以降)
③ 決算スポット税理士 5〜20万円 2〜5時間(税理士に渡すだけ) 低(推奨:1期目)
④ 顧問税理士契約 年12〜40万円+決算料 月次レビュー+年1の打ち合わせ 低(推奨:利益安定後)

推奨ステップ

電子申告(e-Tax/eLTAX)の活用

2024年以降、資本金1億円超の大法人で電子申告が義務化。中小法人にもこの流れが広がっています。電子申告の3つのメリット:

必要なもの

e-Tax連携が会計ソフトの基本機能に
freee/MF/弥生のいずれも、申告データをそのままe-Tax/eLTAXに送信する機能を標準装備しています。ボタン一つで電子申告完了するため、紙提出に戻る理由はもうほぼありません。

よくある質問(FAQ)

Q. 法人の確定申告は自力でできますか?

A. 技術的には可能ですが、難易度はかなり高いです。法人税申告書(別表1〜16等)・勘定科目内訳明細書・法人事業概況説明書など、個人の確定申告とは比較にならない量の書類が必要。クラウド会計ソフトの申告機能を使えば自力でも対応可能ですが、最初の1〜2期は税理士に依頼して「お手本」を作ってもらい、3期目以降を自力に切り替えるのが現実的です。

Q. 法人の確定申告の期限はいつですか?

A. 原則として、決算月の翌日から2か月以内です。例:3月決算なら5月末、9月決算なら11月末。法人税・地方法人税・法人住民税・法人事業税・消費税の5つの申告と納付をこの期限までに行います。期限を過ぎると無申告加算税・延滞税が発生し、青色申告の取消リスクもあるため厳守が必須。

Q. 法人の確定申告に必要な書類は?

A. 主な書類は以下:①法人税申告書(別表)、②決算書、③勘定科目内訳明細書、④法人事業概況説明書、⑤地方税申告書(都道府県)、⑥地方税申告書(市町村)、⑦消費税申告書(課税事業者)。これらをまとめて税務署・都道府県・市町村の3か所に提出します。e-Tax/eLTAXで電子申告も可能です。

Q. 電子申告(e-Tax)と紙の申告はどちらがいいですか?

A. 電子申告(e-Tax/eLTAX)が圧倒的に有利です。理由:①紙提出の手間・郵送費がゼロ、②税務署窓口に行く必要なし、③24時間提出可能、④2024年以降は資本金1億円超の大法人で電子申告が義務化されており流れは電子化。マイナンバーカードと電子証明書(または税理士の代理送信)があれば対応可能。

Q. 確定申告で間違えた場合の対応は?

A. 対応は2つあります。①修正申告:申告した税額が少なかった場合に、自主的に修正する。本税の追徴+過少申告加算税+延滞税が発生。②更正の請求:申告した税額が多すぎた場合に、税務署に還付を請求する。法定申告期限から5年以内なら可能。間違いに気づいたら早めに税理士に相談し、修正申告を税務署から指摘される前に自主的に行うのが安全です。


📝 この記事のまとめ

📅
申告期限は決算月+2か月。法人税・地方税・消費税の5税目を同時申告・納付。
📋
必要書類7セット。決算書+別表+勘定科目内訳明細書+事業概況説明書+地方税2セット+消費税。
🔄
1期目税理士→2期目自力→3期目顧問のステップが副業法人主の定石。
💻
電子申告(e-Tax/eLTAX)が標準。クラウド会計ソフトのボタン一つで送信完了。
⚠️
納税資金の確保が見落としがち。事業年度を通じて別口座で積み立てておくのが安全。
税理士に決算申告を相談する

1期目の決算は税理士のお手本があると2期目以降の自力対応が圧倒的に楽になります

「初めての決算で何から手をつければいいか分からない」「自力対応のレビューだけ税理士にお願いしたい」など、個別判断は税理士相談が確実です。決算スポット契約も含めて検討してみてください。

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※本記事は2026年5月時点の税法・実務に基づく一般的な情報提供を目的としたものです。実際の確定申告は、必ず税理士等の専門家にご相談のうえ、読者ご自身の判断で行ってください。
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