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法人会計ソフト比較|
freee vs マネーフォワード vs 弥生
副業法人で実際どれを選ぶべきか

副業法人で会計ソフトを選ぶとき、Big3(freee・マネーフォワード・弥生)のどれにするかで迷う方は多いと思います。この記事では、副業法人視点で3社の料金・申告対応・銀行連携・サポートを実体験ベースで整理し、ケース別の選び方をまとめました。

読了時間 約8分 | 運営者は freee/MF を併用

結論:副業法人ならどれを選ぶべきか(タイプ別)

結論を先にお伝えすると、副業法人の主の状況によって「正解」は変わります。3社それぞれの得意分野は明確に違うため、自分のタイプに合うものを選ぶのが一番です。

👉 タイプ別おすすめ

初めての法人で、簿記の知識ゼロfreee 会計(質問形式の入力で簿記の知識を回避できる)
本業や個人事業時代に経理経験ありマネーフォワードクラウド会計(仕訳の自由度と効率性で勝負)
とにかくコストを抑えたい・税理士契約予定弥生会計オンライン(料金が安く、税理士の対応事務所も多い)

以下、それぞれの特徴を詳しく見ていきます。「うちは結局どれが合うんだろう?」と迷ったら、後半の「ケース別おすすめ表」を先に見ても大丈夫です。

3社の概要とブランドポジション

freee 会計
クラウド・初心者向け
スターター:月額 約2,380円〜

2012年創業。日本で最初にクラウド会計を本格普及させたパイオニア。「簿記がわからなくても使える」コンセプトで、質問形式の入力UIが特徴。

マネーフォワードクラウド会計
クラウド・経理経験者向け
スモールビジネス:月額 約3,980円〜

2014年提供開始。マネーフォワードグループ。仕訳の自由度・帳簿の網羅性が高く、簿記知識のある人向けの設計。請求書・経費精算など周辺サービスも充実。

弥生会計オンライン
老舗・コスパ重視
セルフプラン:月額 約2,500円〜

1987年創業の弥生株式会社のオンライン版。長年の中小企業実務での実績があり、税理士事務所での対応シェアも高い。料金がリーズナブル。

3社の根本的な思想の違い

機能的にはどれも「会計ソフト」として一通りのことができますが、設計思想がまったく違います。

私自身、最初は「クラウド会計といえばfreeeでしょ」とfreeeを選びました。実際、簿記知識ゼロでも仕訳ができてとても助かりました。ただ、副業法人の規模が大きくなり、業務委託費の振り分けや家族役員報酬の処理が増えてくると、質問形式の入力がむしろ遅く感じる場面が出てきます。

結果として、税理士契約のタイミングでマネーフォワードクラウド会計に切り替えました。税理士側からの「マネフォの方がチェックしやすい」というアドバイスもあり、両方を経験して「初心者期=freee/規模拡大期=マネフォ」という棲み分けが腹落ちしています。

料金プラン比較(法人プラン)

2026年5月時点の参考料金です。各社ともキャンペーン・年払い割引・初年度割引等があるため、最新価格は必ず公式サイトで確認してください。

プラン freee 会計 マネーフォワード 弥生会計オンライン
最安プラン(月額・税抜) スターター 約2,380円 スモールビジネス 約3,980円 セルフ 約2,500円
中位プラン スタンダード 約4,780円 ビジネス 約5,980円 ベーシック 約3,200円
初年度割引 あり(年払い20〜30%OFF 等) あり(年払い・キャンペーン) 初年度無料プランあり
無料体験 30日 30日 セルフプラン初年度無料
法人税申告ソフト freee 申告(オプション) マネフォ申告(別契約) 会計プラス(別ソフト)
料金は「会計ソフト本体」だけでない
上の表は会計ソフト本体の料金です。実際には電子申告対応、給与計算、請求書発行、経費精算などのオプションが追加されると、月額5,000〜10,000円程度になることが珍しくありません。3社とも「セット割引」を用意しているので、必要な機能のセットでの総額を比較するのが正確です。

機能比較:申告・銀行連携・インボイス対応

項目 freee マネフォ 弥生
銀行・カード自動連携 ○ 多数対応 ○ 最多レベル ○ 標準的
仕訳の自動推測 ◎ AI 学習が早い ○ 学習機能あり △ 標準的
決算書作成 ○ 標準対応 ○ 標準対応 ○ 標準対応
法人税申告書作成 ○ オプション ○ 別契約 △ 別ソフト
消費税申告書作成
インボイス対応 ○ 標準 ○ 標準 ○ 標準
電子帳簿保存法対応 ○ 標準 ○ 標準 ○ 標準
給与計算 ○ freee人事労務 ○ MF給与 ○ 弥生給与
スマホアプリ ○ レベル高 ○ 充実 △ シンプル
サポート チャット・メール チャット・メール 電話・チャット

どこに差がつくのか

2026年時点では、機能面の「できる/できない」の差はほぼ消えており、3社ともインボイス・電帳法・電子申告に標準対応しています。差が出るのは以下のような場面です。

freee 会計|詳細評価

「簿記の知識がなくても会計ソフトが使える」というコンセプトを最初に実現したのが freee です。質問形式の入力UIが象徴的で、「これは何の支払いですか?」「経費ですか?」のような対話形式で仕訳を作っていきます。

👍 freeeの強み
  • 簿記知識ゼロでも仕訳が作れる
  • UI/UX のデザインが洗練されている
  • スマホアプリの完成度が高い
  • 銀行・クレカ連携の自動学習が速い
  • 創業手続き〜口座開設〜会計まで一気通貫
👎 freeeの注意点
  • 慣れた経理経験者には入力が冗長に感じる
  • 料金は3社で中位〜高め
  • 独自のUIゆえに「freee 慣れ」しない税理士もいる
  • 仕訳を直接入力するモードは少し探しにくい

向いている副業法人タイプ

「サラリーマンとして本業はあるが、経理の知識はゼロ」「税理士契約はせず、自分で会計を回したい」「決算書作成までセルフでやりたい」というタイプには freee が一番フィットします。とくに、設立〜口座開設〜会計のスタートアップフェーズで使い勝手の良さが際立ちます。

マネーフォワードクラウド会計|詳細評価

マネーフォワードクラウド会計は、freee より少し玄人向けの設計です。「仕訳画面で複数行を素早く入力する」「総勘定元帳をすぐ確認する」のような、簿記の知識がある人にとっての効率性を重視しています。

👍 マネフォの強み
  • 仕訳入力の速度が速い(経理経験者向け)
  • 銀行・サービス連携の対応数が業界最大級
  • 請求書・給与・経費精算の周辺サービスが豊富
  • 税理士事務所での採用も増加中
  • API・連携アプリのエコシステムが大きい
👎 マネフォの注意点
  • 料金が3社で最も高い傾向
  • UI が freee ほど「初心者向け」ではない
  • シリーズ製品が多く、契約が複雑になりがち
  • 機能が多い分、設定の最初が難しい

向いている副業法人タイプ

「個人事業主時代から会計ソフトに慣れている」「税理士契約予定でマネフォ対応事務所と組む」「請求書・給与・経費精算もセットで使いたい」というタイプに向きます。副業法人の規模が拡大して、業務委託費・家族役員報酬・経費精算が増えてくる段階で真価を発揮します。

弥生会計オンライン|詳細評価

弥生は1987年創業の老舗で、デスクトップ版の弥生会計は中小企業会計ソフトの代表格でした。オンライン版は「老舗ブランドのコスパの良いクラウド版」として、税理士契約とのセットで根強い人気があります。

👍 弥生の強み
  • 料金が3社の中で最もリーズナブル(初年度無料プランあり)
  • 税理士事務所での対応シェアが高い
  • 老舗ブランドの安心感
  • サポートに電話対応がある(3社で唯一)
  • 会計事務所連携時のデータ受け渡しがスムーズ
👎 弥生の注意点
  • UI のデザインが freee/マネフォよりやや古めかしい
  • スマホアプリの機能はクラウド2社より控えめ
  • 銀行連携の対応数は他2社にやや劣る
  • 仕訳の自動推測機能は標準的(先進性はない)

向いている副業法人タイプ

「税理士契約予定で、税理士側が弥生対応」「とにかく会計ソフトのコストを抑えたい」「電話サポートがほしい」というタイプに向きます。デスクトップ版の弥生会計に慣れている人なら、オンライン版への移行もスムーズです。

ケース別おすすめ表

結局のところ、3社の「絶対的な優劣」はなく、自分の状況とのマッチングで決まります。以下のケース別マッピングを参考にしてください。

あなたの状況 第一候補 理由
初めての法人・経理知識ゼロ freee 会計 質問形式の入力で簿記の専門用語を回避できる
個人事業から会計ソフト経験あり マネーフォワード 仕訳入力の効率と銀行連携の網羅性
税理士契約予定(事務所が指定) 税理士の指定ソフトに合わせる 税理士側のレビュー効率を最大化
とにかくコストを抑えたい 弥生会計オンライン 初年度無料プラン+低料金
請求書・給与・経費まで一元化したい マネーフォワード シリーズ製品のスイート連携が最強
スマホで完結したい freee 会計 スマホアプリのUI/UX が最も洗練
電話サポートを重視 弥生会計オンライン 3社で唯一、電話サポートが標準的
👉 迷ったら全社の無料体験を試す
3社とも30日程度の無料体験があります。1社1週間ずつでも触ってみると、UIの好みが意外とはっきり分かります。会計ソフトは長く使うものなので、最初に肌で確かめる時間は十分に投資価値があります。

よくある質問(FAQ)

Q. 副業法人なら3社のうちどれが一番おすすめですか?

A. 「初心者の使いやすさ」を重視するならfreee会計、「経理経験者の効率」を重視するならマネーフォワードクラウド会計、「料金の安さ」と「老舗の安心感」を重視するなら弥生会計オンラインが向きます。副業法人主の多くは、本業で経理経験がない人が多いためfreeeを選ぶケースが目立ちます。最終的には無料体験版で1か月使って肌に合うか確かめるのが安全です。

Q. 会計ソフトに法人税申告まで含まれていますか?

A. freeeとマネーフォワードは法人税申告書を作成するためのオプション・別プランがあります。弥生は会計と申告は別ソフト(弥生の会計+会計プラスの申告ソフトなど)で構成されることが多く、税理士に申告は依頼するケースが多いです。決算書作成までは3社とも標準対応しています。

Q. 副業法人で会計ソフトは絶対に必要ですか?Excelではダメですか?

A. Excelでも仕訳は可能ですが、決算書・勘定科目内訳明細書・法人事業概況説明書の作成や電子帳簿保存法対応を考えると、会計ソフトを使う方が圧倒的に効率的です。月額1,000〜3,000円程度で年間数十時間の作業時間が浮くので、コストパフォーマンスは非常に高い投資になります。

Q. 個人事業主時代の会計ソフトはそのまま法人で使えますか?

A. 原則として「個人事業主向けプラン」と「法人向けプラン」は別商品です。データの引き継ぎはできず、法人プランへ新規契約が必要です。3社とも個人事業主時代と同じシリーズの法人プランがあるため、操作感を引き継ぎやすいというメリットはあります。

Q. 電子帳簿保存法・インボイス制度に3社とも対応していますか?

A. 3社とも電子帳簿保存法(電子取引データの保存)とインボイス制度(適格請求書)に標準対応しています。ただし対応の細部(タイムスタンプ・検索要件の自動化レベル)は差があるため、自社の取引量・運用体制に合わせて確認するのが安全です。


📝 この記事のまとめ

💼
3社に絶対的な優劣はない。設計思想が「初心者向け(freee)/経験者向け(マネフォ)/コスパ重視(弥生)」と棲み分かれている。
🚀
初めての副業法人ならfreee。簿記知識ゼロでも質問形式で仕訳を作れる。スマホアプリも秀逸。
規模拡大期はマネーフォワード。仕訳の効率と銀行連携の網羅性で勝負。請求書・給与もセットで一元化できる。
💰
コスト重視・税理士契約予定なら弥生。初年度無料プラン+低料金+税理士事務所での対応シェアの高さ。
🎯
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会計ソフト選びは「税理士との相性」とセットで考える

「自社にどのソフトが合うか」「税理士契約とどう組み合わせるか」は、副業法人の業種・売上規模・経理体制で大きく変わります。3社いずれの対応もできる税理士の無料相談で、最適な組み合わせを聞いてみるのがおすすめです。

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